ハポ(母)の物語〜豊川容子さんの言霊
先日は、みんたるにnin cupのライブに行って来ました。ボーカルの豊川容子さんの復帰ライブということで、会場は溢れんばかりの人でした。
豊川容子さん。
アイヌの伝統歌、舞踊、ユカラ、アイヌ語の オリジナル曲等を交えながら物語のようにライブを展開してゆくnin cupのメインボーカル。倍音を響かせながら立ち上がるボーカルは、虫たちの声、森のざわめき、命の子守唄、太陽の子供の歌の様に木霊し、空気を優しく包み込みます。
数年前にSNSでその存在を知り、その歌声にガツンとやられ、この人の歌を生で聴きたい!と思い、直ぐに観に行きました。それからは、もうひたすらファンです。こんな歌声を聴かせてくれる人は、他にいないでしょう。
この日は、昨年産まれた赤ちゃんをだっこしながらのライブ。まるでその子に聴かせるように、あなたの産まれたこの世界の秘密を教えるように、この世界の美しさと悲しさを歌に乗せて語るように。
なんて綺麗な世界だろう、とひたすらその透明な慈悲の世界に入っていきました。
これは僕の勝手な思い込みですが、容子さんの、歌は、ルーツを辿ってそれは容子さんのフチやエカシや祖先の霊だったり、カムイだったり、あらゆるルーツが、容子さんの中に入って歌わせているような気がしてしまいました。まるで、シャーマンの様に、自分の体をそれらに貸して、いや、それらと交わって容子さんは器となって、言霊を響かせる。
そんな景色が何度も見えるようなライブでした。
皆さんも是非、nin cup、豊川容子さんのライブがあったら是非観に行ってみて下さい!
それと、この日のオープニングアクトを務めたアイヌのお笑いコンビ、ペナンペパナンペも、是非観ください!
アイヌの神話や生活を題材にしたアイヌギャグは必見です^_^
皆さん、お疲れ様でした!
容子さんの歌うアニメ版「60のゆりかご」
ちゃっかり4/28ワンマンライブのチラシを持ってもらっちゃいました(^^)
ペナンペパナンペー
nin cup 準備中ー
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